「新入社員研修を内製化できないか」のテーマについてデメリットを考えていきます。
前回の記事はこちら
当社が考える、研修の内製化のデメリットは、以下の通りです。
1.コスト面について→前回の記事はこちら
2.研修プログラムについて
3.講師について
4.社員同士の指導について
新入社員研修を内製化のデメリットについて考えていきましょう。
2.研修プログラムについて
今回は、新入社員研修のビジネスマナーを中心とした研修プログラムについて考えていきたいと思います。当社のお勧めする新入社員研修のビジネスマナーを中心とした通常プログラムは、標準で2日間のプログラムです。
しかし、ビジネスマナー研修について、「2時間くらいでできないか」というご依頼をいただくことが、しばしばあります。
そのご依頼の根底には、「挨拶と、名刺交換、あたりできればいいから、それくらいの時間で済むであろう」とのご認識があってだと思います。
ほかのカリキュラムもあると思えば、お気持ちはわからないでもないのですが、、大変残念ながら、そのようなご依頼は、当社はお断りしております。
せっかくお話をいただいて、申し訳ない気持ちにはなるのですが、ご依頼いただきお客様の大切な社員の方々をお預かりする以上、責任があります。
確かに、内容を簡単に読み、ひとさらいするにはそれで足りるかもしれません。
また受講者側も、「大体知っているけど、受けさせられるから受ける」という意識で参加してくることが大多数です。しかし、「知り」「わかり」「納得し」「行動できる」まではそれなりのプロセスが必要です。
まずは、「その行動がなぜ必要か」の意識改革から始まります。
研修は、人事側が「受けさせる」または「実施する」ということに目的があるのではありません。
前述の通り、体得して、スムーズにOJTに引き継げるための研修です。
多大なコストをかけて採用した社員が、最大限活躍し、企業価値を高める一員になってもらうためには、社会人スタート時に、しっかりとしたプログラムの研修を提供することが、企業としての役割の一つでもあります。
きちんとしたビジネスマナーを体得すれば、一生の宝物です。
人事側の「実施のための研修」にならないためには、経験豊富な外部の研修会社・講師、にプログラムの構成を委託した方が効率的かつ効果的です。
引き続き、「新入社員研修を内製化できないか」のテーマについてデメリットを考えていきます。